前回は立山黒部アルペンルートを全部制覇しようとしたけど制覇できなかった残念な回でした。(笑)
でも、立山の美しい自然をじっくり見ることができ、日常のリフレッシュとなりました。
今回は黒部の宇奈月温泉から渓流を通って山奥にある欅平までを結ぶ黒部峡谷トロッコ電車に乗車しました!
割とスリルあるトロッコ
黒部峡谷トロッコ電車に乗るべく、まずは宇奈月温泉駅へ。ここ宇奈月温泉駅は周辺が宇奈月温泉という温泉街となっており、旅館が数軒あります。
僕は宇奈月温泉に宿泊していたので、旅館からすぐに行くことができました。
こちらが起点・宇奈月温泉駅。1階にはのりばの他にお土産コーナーと食堂がありました。
食堂では富山ブラックという真っ黒なラーメンが食べられます。
欅平駅行きのトロッコの切符を買ってトロッコにいざ乗車。
トロッコは窓がオープンになっている車両の他に窓が閉まっている車両もあります。なお、こちらは円の追加料金がかかります。
窓がオープンになっている車両は楽しいですが秋や冬の時期は寒すぎます…。
トロッコは宇奈月温泉を出発した後、大きなカーブを沿って橋を通ります。
橋から眺める黒部川はエメラルドグリーンで美しかったです!

この黒部峡谷トロッコ電車は黒部川沿いを上流の方に向かって登っていきます。川は曲がりくねっているので、トロッコの線路もカーブが多いです。
カーブでタイヤがギーギーなってとてもうるさかったです(笑)
しばらくすると右手にレンガ造りの塔みたいな存在感のある建物が見えます。ここには柳橋駅があります。柳橋駅は関西電力の従業員専用の駅で一般の人は乗り降りできません。
欅平駅まで従業員だけしか乗り降りできないという駅が数駅あります。
しばらく走ると、今度は黒薙駅という駅があります。
この黒薙駅は関電の従業員だけではなく、一般客も乗り降りすることができます。黒薙駅の近くには黒薙温泉旅館があります。
ここら辺では、左手にトンネル状の通路があります。従業員が冬にこの通路の中を通り、線路などを点検しているそうです。
冬はトロッコ電車を運行できないので、その期間を使ってトロッコの点検などをしているとのこと。
さすがですね、関電さん。冬で雪も降る大変寒いのにもかかわらず懸命なお仕事をされていらっしゃって、頭が下がるばかりです。
途中で、鐘釣温泉もある鐘釣駅へ到着。ここも一般客が乗り降りできる駅です。
鐘釣駅の特徴は何と言ってもスイッチバック!
鐘釣駅はホームが2つあるのですが、この駅で上りの宇奈月行きのトロッコとすれ違います。
僕が乗っていた欅平駅行きのトロッコはこの宇奈月行きのトロッコが発車するまで待っていました。
宇奈月行きのが発車するといよいよこのトロッコも発車するのですが…。
前に進むのかなと思ったらなんと後ろに進みました!
数百メートル後ろにバックして、ようやく前に進みました。
こうやって列車の交換をしているんだな、って感じましたね。
確かに途中区間はずっとレールが1本しかないので途中ではトロッコがすれ違うことができません。
なので駅ですれ違えるように2つのレールにして、先にどちらかを通してからもう一方が動くということになっています。
また、下りの欅平方面は勾配がやや急になっているので、後ろに下がってから反動をつけてから前に進むのかな?とも思いました。
ここから山を登っていきます。ダムや川などたくさんの自然が見え、宇奈月温泉から1時間、終点欅平に到着です。

ちなみに欅平駅よりも先に鉄道が通っているらしいですが、その先は工事の人などの作業員専用とのことで当然僕たちは使えません。

欅平駅からの景色。
時期が時期だっただけに、微妙な紅葉です。(笑)
訪れたのが11月11日だったので、ちょっと早すぎたかな?
あと1〜2週間ほど遅く来ると鮮やかな紅、黄色が山一面を覆いつくしそうです。
この日は北陸新幹線で東京に帰る予定ですが、新幹線の時間的にも欅平にはたったの20分ほどしか滞在できず…。
帰りの切符買って、お土産を見てトイレしてとあっという間に20分が過ぎました…

某アイドルグループの名前が地面にありました。(笑)
さて、帰りましょうか。行きは窓全開のトロッコで寒い思いをして1時間乗っていましたが、帰りはちゃんと窓が閉められているリラックス客車に乗車。
快適に1時間の乗車時間を過ごし、また宇奈月温泉に戻ってきました。
朝一のトロッコに乗って、戻ってきたのが12時手前。トロッコで結構長い時間を過ごしましたね。
ちなみに帰りのトロッコでは快適すぎて寝てしまいました。(笑)
さて、あとは北陸新幹線に乗って帰るのみです。
まとめ
今日は黒部峡谷トロッコ電車というトロッコで紅葉の手前の黒部の大自然を堪能してきました。
とても美しかったんですけどトロッコが寒すぎて寒すぎてつらかったです。(笑)
でもトロッコで風を切ると爽やかな気分になれてよかったですよ!
紅葉の時期に行くならちゃんと厚着をしていかないとマジで寒いので寒さ対策は万全を期して、ぜひ行ってみてください!