【あるある】自称進学校とは?特徴10選をまとめてみた!

あなたは自称進学校という言葉を聞いたことがありますか?

この言葉を聞いたことがある人は、自称進学校にいいイメージを持っていない人が多いと思います。

ただ、どんな基準があって自称進学校なのか気になりませんか?

そこで自称進学校に3年間在籍していた私が、自称進学校とはどんなところなのか?また、自称進学校はこのような特徴があるよ!っていうのを紹介して行こうかなと思います。

あなたの通っている学校が、これに半分以上当てはまっていたら自称進学校確定ですので、ハラハラしながらご覧ください!(笑)

自称進学校とは

自称進学校というのは、頭の良さが中の上くらいだけど校則がかなり厳しかったり進学実績があまりよくない高校のことです。

学校側は進学校と自称していますが、生徒側は進学校だと思っていない場合、皮肉としてこの言葉が使われます。いい意味ではありませんね。

偏差値(学力の高さを示す。50が平均でそれより高いと高いだけ学力が高い)でいうと、

  • 75〜 有名進学校
  • 70〜74 超進学校(都道府県のトップレベル)
  • 65〜70 進学校
  • 55〜65 自称進学校←ココ!
  • 50〜55 中堅校

というふうになり(もちろん例外もある)、自称進学校は中堅校よりは頭が良いものの進学校には劣るレベルです。

進学実績も、4年制大学にいく人が多いですが、あまり名門大学に進学する人は少なく、特に地方では「駅弁」と呼ばれる地元の国立大に進学する人が多いです。

ただ、それ以外にも自称進学校には大きな特徴があります。厳しく細かい校則宗教みたいな思想意味不明なマナーなどたくさんあります。

さて、自称進学校の特徴、というか私が通っていた高校の特徴を見ていきましょう!大半の自称進学校の生徒は共感していただけるはずです!(笑)

自称進学校の特徴!

実際の私の母校ではこんな感じのことがされていました。

今でも、非効率なことばっかやってんな…。って思ってしまいます。

内職で怒る

授業中に他の科目を勉強する内職。難関大学に合格したいなら、内職すべきかどうかで迷ったことがあるかもしれません。その内職で怒ってしまうのが自称進学校のあるあるです!

進学校は、内職で怒ることはほとんどありません。授業はみんなで同じ内容を受けますが、すでに内容理解している人は違う勉強をしたほうが効率がいいということを学校側も知っているからです。これは賛否両論ありますが、私はもう分かっている内容ならそれをちゃんと聞くよりかは自分に足りない勉強や知識を増やしたほうがいいと思います。

自称進学校はそれが効率的であっても認めません。私のクラスでも「授業に必要のないものは机に置くな」と言われたことがあります。

内職を認めない理由として、自分の話を聞いていないからという気持ちはとっても共感できます。話を聞いてくれなかったら悲しいし、腹立つのも仕方がありません。

ですが、それ以上に生徒一人一人が考えて内職しているのなら、認めてもいいと思います。内職を怒るよりかは合理的な勉強をして、最終的に第一志望に合格できたなら、その子にとってもいいし、学校の成績にとってもいいことだと思うんですけどね…。

ひたすら長時間勉強させる

自称進学校は、勉強があまり好きではないor嫌いだけどそこそこ頭のいい生徒ばかり集まります。私も勉強は好きではありませんでした。

一方で学校側は進学実績をより良いものにしたいと思っているため、勉強させたがります。

しかも勉強しろ!というだけの根性論っぽいものも多いです。それを言っても生徒はやる気が起きないわけです。

実際私が3年生の時の1年生の学年はすごかったですね。

どの教室にも1日勉強3時間!と書かれていました。(笑)

高1から1日3時間も勉強したらすごい頭のいい大学に行けそうですね。(笑)

でも高1にそんな時間はあるわけないしこれを見たとき背筋が凍るかと思いました…。本当にかわいそう。

おまけに夏休みの夏期講習、冬休みの冬季講習もみっちりあります。「休み」と言っておきながら講習で1日拘束します。ほぼ普通に学校がある日と同じくらいあるところも。

学校でこれだけ勉強をするのに、課題も出されるので自宅で勉強することになります。この時点で高1の人でも受験生並みの勉強時間になります。(笑)

頭髪検査が厳しすぎる

これは自称進学校っぽい校則ですね。頭髪検査が厳しすぎます。

例えば、男子の場合は髪が耳に触れたらアウトです。前髪が眉毛にひっかかったらアウト。つまり、かなり髪が短いと思う状態でもダメです。

これはもはや軍隊レベルの厳しさでしたね。(笑)なんでそこまで頭髪にこだわるのか?これで髪をさらに切るという手間がかかってしまい、時間の無駄だなーってずっと思っていました。

しかも、ツーブロックにして段差をつけて登校した時にはめっちゃ怒られました。

ツーブロックで何が悪い!すっきりしてるし勉強に支障は出ないだろ!

って思いながら怒られてましたけどね。

本当髪型と学力って関係ないですよね。無意味なことでしかないと思うんですがね。

文武両道

自称進学校って、「文武両道」と掲げているところが多いですが、もちろん私の通っていた学校も「文武両道」を掲げていました。

しかも玄関を入るとすぐ大きなホールがあるんですが、その柱に堂々と書かれていました。

しかし残念ながら文武両道というわけではなく、学力もあまりよくありませんし部活動も全国レベルというところはありませんでした。

部活を最後までやった人が合格する

私の高校ではありませんでしたが、文武両道と関連して、「部活を最後までやった人が合格する」と言われることもあります。

これは、部活を辞めようか考えている生徒に対して言うことが多いです。「せっかくここまで来たなら、最後まで頑張らないと受験でもすぐ諦める人間になるぞ」などと脅して続けさせようとします。

辞めたいなら辞めてもいいし、部活を辞めてまで受験勉強を頑張りたい人はモチベーションが高いので簡単に諦めることはないと思いますけどね、、、

また、自称進学校は運動部>文化部>帰宅部と考えていることが多く、帰宅部への風当たりは強いです…。帰宅部の人はみんなすぐ諦めがちなどとネガティブに思っているようです。

地方国立大を勧められる

国立大学のイメージです。

田舎の自称進学校限定ですが、進路指導の人は地元の県の国立大学を勧めてきます。中でも、早慶よりも国立大学の方がいいと考えている人もいます。

正確には自称進学校は都市部の私立大学よりも地元の国立大学の方が上と考えている、というよりかは田舎の人たちがこう考えている人も多いです。田舎は国立大学以外はほとんど無名私立大学しかないので。

私は東京の私立大学しか目がなかったわけですが、担任に国立大学をすすめられたり、模試の志望校選びで別にいきたくもなかった地方の国立大学を書かせられたこともあります。

これは進学実績として地方国立大を最重視していて、国公立大学への進学が多い高校が高く評価されるという仕組みがあるという噂があるそうです。

学校の利益だけではなく、もうちょっと生徒の夢や希望を後押ししてほしかったです。

「受験は団体戦!」とかいう風潮

進路通信の中で幾度と「受験は団体戦!」という言葉を目にしてきました。

この言葉を使うのも自称進学校の特徴らしいです。

私は「いや、最終的には受験は個人戦でしょ(笑)」とずっと思っていました。

好きな友達と同じ大学に行きたいなら一緒に勉強したりアドバイスを受けたり尋ねたりはすると思いますが、ほとんどの時間はひとりで勉強しているはずです。

そして受験のときももちろん一人。

私としては、「受験は団体戦もあるけどやはり最後は個人戦」だと思います。

テストが進研模試ばかり

進学校はあまり進研模試をやらないそうですが、自称進学校は進研模試がメインです。

進研模試は、他の模試よりも偏差値が高く出やすいです。

というのも、上位校から偏差値の低い高校まで受ける高校がかなり多いのでそれなりに勉強している人は偏差値が高く出ます。

自称進学校では、超優秀というわけではないので他の模試を受けると偏差値が50を下回ることも多く、学校側もそれは避けたいと考えているから進研模試をメインで受けさせているのかな?

ちなみに、河合塾の全統模試は偏差値が低くでやすく、駿台模試はかなり低く出ます。

3年生0学期という言葉を使う

自称進学校は、特殊な言葉を使いがちです。

「文武両道」「受験は団体戦」という言葉もそうですが、高校2年生の冬ころを「3年生0学期」と言うなど、短い言葉がお好きなようです。短い言葉を何回もいうことで、その言葉が脳に染み付いていい印象に変わることも多いのです。

これに感化されてしまった生徒は、学校の言うことを信じ、ただひたすらに闇雲に勉強をするだけになってしまうかもしれません。こんな教え方をするのが自称進学校です。

進学塾を否定する

学校によっては、「塾や予備校に行かなくても授業だけ聞けば受かる」と言って塾や予備校に行かせないところもあるそうです。これにもびっくりしすぎて開いた口が塞がりませんでした…。

これも自分の授業に自信がありすぎて、自分の授業だけで受かると思っているからなのかな?と思います。ですが、そう思っている教師ほどあまりいい授業だとは感じませんでした。

学校の授業は、教科書通りに進めるので応用対策はあまりしません。ですから、難関私立にいきたい人のための対策はなく、応用問題に対処することができません。(そもそも私立に行かせたくないと思っているので多分考えてない?)

とにかく、人にとって理解度が違うのに、同じ内容だけをやったってしょうがないのです。もちろん教科書を教える教育を真っ向から否定する気はありませんが、それをするなら「人によって目標も理解度も違う」ことを認識するべきなのでは、と思います。

5個以上当てはまったら自称進学校!

今回は自称進学校についてと自称進学校の特徴・あるあるを紹介しました!

  • 内職を怒る、批判する
  • 勉強しろ!としか言わない
  • 髪について厳しすぎる
  • 文武両道という教育目標
  • 難関私立<<<地方国立大学
  • 「受験は団体戦!」と言う
  • 進研模試ばかりやらされる
  • 「部活動は最後までやり続けろ」
  • 3年生0学期という言葉を使う
  • 進学塾を否定

今回紹介したのは10個ですが、5つ以上あったら自称進学校と言っても過言ではありません…。

自称進学校は少し考え方が固いなぁと思いますが、自称進学校にいて楽しくないな〜って感じているなら、気の合う友達と一緒に、行きたい大学へ向けて勉強などを頑張りましょう!

高校受験で高校を選ぶ選択肢として、偏差値が55〜65くらいなら少し注意しましょう。とは言っても絶対に行くべきではないとは思いません。

自称進学校にいて、私はつまらない高校生活を送っていましたが、もっといろいろなことに挑戦すれば自称進学校でも十分3年間楽しめると思います。私の失敗談ですが、これをしなければある程度充実はできると思いますよ!

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自称進学校に入学したあなたは、このまま卒業するしかありません。今置かれた環境を有効活用して、自由な大学生活を送るなり、就職して自立して生活するなり、楽しい未来が待っていることを忘れずに過ごしていただきたいです!

ただ、最近はブラック校則という言葉も出始めてきて、ある程度校則に関しては寛容になってきた世の中なので、数年後には十分良くなって、昔のエピソードになるかもしれませんね。いい方向に向かっています!

ということで自称進学校の特徴でした。以下では本当の進学校の特徴もまとめてみたので、特に難関校を受験している中学生は進学校と自称進学校を比較しながら読んで欲しいです!

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