【東北ひとり旅】Day 11 山形→東京

弘前からいよいよ東京へ。

9日目は山形までの移動がメインでした。秋田で途中下車をして稲庭うどんを食べました。

10日目は山形城を見た後、山形駅から3時間かけて最上地方にある肘折温泉で1泊しました。

11日目、最終日は東京へ向かうだけです。もちろん途中下車をして楽しむところは楽しんで、といつも通りのやり方です。

9日目、10日目の記事はこちらです!

肘折温泉から出発!

さて、宿をチェックアウトしてまずはバスに乗り、新庄駅へ!

肘折温泉の中はとても狭い道をバスが通ります。

肘折温泉は山合いの谷にあるんですけど、山道と肘折温泉を結ぶ「肘折希望(のぞみ)大橋」という大きな橋を通ります。

肘折希望大橋は日本最大級の鋼製ラーメン構造桟道によるもので、2013年11月30日に開通しました。

全長240mとあまり大きくないように見えますが、クネクネしていて橋の高低差も大きく、橋の頂上から見下ろす景色は格別でした!

バスに揺られながら1時間ほどで新庄駅へ到着。あとは鉄道で東京方面へ行くのみ。

新庄駅で1時間弱待つことに。とはいえ新庄駅周辺はお店がやっていなく、待合室で時間を潰すことに。

まずは山形へ向かいます。山形に着く頃にはちょうどお昼になっていました。

山形市内について

山形駅周辺をぶらりしました。

山形駅の東口は、山形の表口というべきところで、周辺には飲み屋さんが多くありました。

さらに奥に進むと大通りがあり、少々栄えていました。

とはいえ、山形市の中心街は山形駅から北東、徒歩10分ほどの七日町(なぬかまち)です。さまざまなお店が林立しているので、ショッピングにはぴったりです。

ここには山形県の地場デパートである大沼百貨店がありましたが、2020年の1月に倒産してしまいました。これで、山形県はデパートがない都道府県として初めての事例です。残念なことです。

一方の山形駅西口には超高層ビルで山形のシンボルである霞城(かじょう)セントラルや数軒のビジネスホテルがあるのみで、お店が多いわけではありません。

霞城セントラルは高さ114.65m。地下2階、地上24階と、山形市内では最も高い建物です。

中にはレストラン、ゲームセンター、映画館、ホテル、さらには観光案内所まであり、いろいろありすぎだろ…、と思いました。非常に便利な施設ですね。

山形で遊ぶ!ってなったら基本的には山形駅の東口方面で遊ぶことになります。

どんどん焼きが美味しすぎた!

さて、山形を散策して1時間強が経ちました。

山形では次の米沢行きが90分ほどあったので、まだあと少し時間がありました。

そこで、小腹を満たそうと、訪れたのは山形駅西口から徒歩5分、霞城公園のすぐそばにある「おやつ屋さん」。

「おやつ屋さん」は、粉もん料理であるどんどん焼きを販売しているお店です。

どんどん焼きは、小麦粉を薄くしいて作った生地を丸めて串に刺し、生姜やのりやソーセージをのせたシンプルなものです。よくお祭りで売っているそうです。

どんどん焼きはソースとマヨネーズだけのオーソドックスなものから具材がたくさん入ったもの、ピザ風味、食べるラー油入りなどあります。

私は、その中でも人気No.1と言われるチーズどんどん(330円)にしました。

これ、結構小ぶりなのかなと思っていましたが、結構ボリュームがあってびっくりしました!手のひら3個分くらいはありますね。

少食に、というよりかはもはやがっつりめのランチです。

正直こんな食べる気はありませんでしたが、いざ食べてみるとチーズのまろやかさが粉もんにマッチしていてめちゃくちゃ美味しかったです。

味は具のないお好み焼きのようです。具材がない分、よりジャンキーな感じはしますけどね。(笑)

店内にはイートインスペースがありましたが、テイクアウトで食べることに。

霞城公園の中で風を浴びながら食べるどんどん焼きはサイコーでした!

田舎にぽつんとある超高層マンション、不自然すぎる件について

山形を出て奥羽本線で福島、福島から東北本線で南下するというルートを辿ることに。

山形を出発してしばらくすると、上山市のかみのやま温泉へ。山形新幹線も停車するやや大きな駅ですが、ここから見える車窓がおかしいと話題に。

その車窓がこちらです。

こんなところに高層マンション〜!!

いやいや、場違いすぎるでしょ笑笑笑

なんでこんなところにこれあるんだ感。

このマンションはスカイタワー41という分譲マンションです。高さ134m、地上41階もあり、先ほどの霞城セントラルを超えて県内では最も高い建物です。

このマンション、普通に販売されていて、価格は1100万〜。高層マンションにしては相当安いですね。

高層マンションに住みたいって憧れを持っている皆さん、上山市に行けば格安で高級マンションに住めますからいかがでしょうか。

峠駅名物、力餅の立ち売り

こんなおかしい車窓を眺め、美しい山々を見て、寝ると米沢へ到着していました。

米沢でまたも90分の待ち合わせ。もちろん米沢市内を歩いてきましたよ。さすが米沢牛のお膝元、米沢牛ののぼりが多く見受けられました。

さて、米沢から先は奥羽本線の難所、板谷峠越えです。

この区間は山の中を通ってゆき、雪も多く降ることから難所とされてきました。現在ではレールがまっすぐ敷かれていますが、昔は4駅連続スイッチバックがあるところで、ジグザグに運転していました。

これらは、無人駅で寂しい旅情だけを残して行きますが、1つだけ、あることで現在でも有名な駅があります。

峠(とうげ)駅の力餅の販売です。

峠駅では電車の停車時間に合わせて1日3回の立ち売り販売を行っています。

電車が停車すると売り子さんが伝統の口上とともにホームで立ち売りをします。

峠の力餅は8個入り1,000円。電車の停車時間はたった1分しかないのですぐに買うことができるようこの値段にしたそうです。

昔は車内の窓を開けて窓越しに買うことができましたが、今はホームに降りて買う必要があります。

さて私、ちゃんと買うことができるでしょうか…。

結果は余裕。見事20秒くらいで買うことができました!ちなみに列車は1分30秒くらい止まっていた気がします。とりあえず見事に買えて安心しました!

お味は、素朴なお餅で、優しい甘さでした。中のあんはこしあんでなめらかな味わいでした。

ちなみに賞味期限は1日しかありません。それを過ぎると固くなります。固くなったらフライパンで焼け目がつくまで焼くと美味しいそうですよ!

いざ、東京へ!

本日最後のイベント、峠の力餅を買ったらあとは東京へ向かうのみ!

山形のスーパーでシソ巻きを買い、福島ではいかにんじんという漬物も買い、お土産はバッチリ買いました。

福島からは東北本線となり、新白河→黒磯→宇都宮と移動し、宇都宮からは1本で都内へ。

田んぼや山に囲まれたところから徐々に住宅地になり、利根川を弥と少しずつ香草ビルも見えはじめました。

大宮からはさらに1駅間が短くなり、マンションやアパートが密集していて都心が近づいているなぁと感じました。

そして荒川を過ぎ、東京へ!

しばらくぶりの東京で、「帰ってきた!」とほっとしましたね。

いつもの雑居ビルも、より密集した住宅も、また現実を味わせられた感覚です。

明日からまた現実に戻って頑張りたいと思いました。

まとめ

11日、最終日は山形から東京へ。山形市内の散策、峠の力餅と見どころはあったんじゃないかなと思いました。

とにかく、無事に東京へ戻れてよかったです。締めに天下一品に行って爆食いしてきました。

11日間と私の中では最も長い旅路でしたが、東北のいろんなところをちゃんと見ることができたと思います。今回の旅は成功だといえます。

とりあえず早く寝ることとして、体を休めたいと思います。おやすみなさい〜!

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