劣等感とコンプレックスの違い!自分の短所と向き合うには?

よく聞く言葉として、劣等感とコンプレックスがあります。

劣等感とコンプレックスは全く同じ意味というわけではなく、少し意味が異なります。

この記事をご覧になっているあなたは、何か自分の弱点があって、そのことばかり考えてしまうという人も多いのではと思います。

そこで、こういったものを克服できる方法も紹介していければと思っています!

劣等感とコンプレックスって何が違うの?

これは主に人間の心(精神)に発生する感覚である。人間は成長の過程で自我を発達させるが、この段階で他人との競争意識が生まれ、その競争面での挫折の結果が劣後感とみなされる。劣後感はこれを抱く人を憂鬱(暗く沈んだ気持ち)にさせるが、同時に克服することで更なる展望を生む。多くの場合、児童や青少年は様々な劣後感を抱いている。しかしそれらは成長途上における苦しみであるといえる。

https://ja.wikipedia.org/wiki/劣等感

劣等感というのは、自分が他人に対して何か劣っていると感じることです。「劣等感」が生まれる原因としては、人間はもともと他人より勝ちたい、優れたいという感情がありますが、明らかに他人の方がすぐれていると感じたとき、劣等感になります。

心理学者のアドラーによると、この劣等感はある程度必要で、うまく活用することで他の部分で優れようとすること(補償)で不満を解消できます。

あなたは何かで他人よりも劣っていると思って気持ちが暗くなり、落ち込むことがあるかもしれません。それを克服することで先が開けてくるというわけです。

続いてコンプレックスの説明です。

コンプレックス(独:Komplex 英:complex)は、心理学・精神医学用語で、衝動・欲求・観念・記憶等の様々な心理的構成要素が無意識に複雑に絡み合って形成された観念の複合体をいう。ふだんは意識下に抑圧されているものの、現実の行動に影響力をもつ。「感情複合」、「フィーリング・トーンド・コンプレックス(Feeling Toned complex)」とも呼ばれる。

https://ja.wikipedia.org/wiki/コンプレックス

コンプレックスは、様々な感情が入り乱れて対立し、複雑な感情を抱くことです。ある感情から新たな行動や感情を抱くことがコンプレックスです。説明が少し難しいので、例をあげてみます。

有名なところでは、マザーコンプレックス(マザコン)ですね。子どもが母親を愛していたり、依存していたりし、母親から離れられないという状態です。そこには様々な感情があり、あの手この手で無意識に母親に好かれようと行動します。

マザコンは、自己嫌悪にならないということで、私たちが想像しているコンプレックスとは違います。

コンプレックス=劣等感と感じている人は、おそらく劣等コンプレックス(inferiority complex)のことです。

劣等コンプレックスはアドラーによる言葉で、劣等感を感じたまま、自分のやるべきことから逃げて言い訳をしたり、責任を第三者に転嫁したりする状態のことです。この場合、劣等感を感じたあとに自分を守るためにコンプレックスが生まれたと考えられています。

劣等コンプレックスは、コンプレックスの一種で、劣等感から生じるコンプレックスだと言えます。

劣等感を和らげる考え方

続いて、私たちが劣等感をなくすためにはどうすれば良いでしょうか。

例えば、私も運動神経や容姿に不満を持っているのですが、考え方を変えてみると運動神経や容姿に諦めがつくようになりました。

運動神経は小学4年生のときに野球部を始めて、レギュラーを取れずに小学6年生まで来てしまったときに感じました。

レギュラーを取れなかった原因として、練習しなかっただけとか、調子が悪いという言いがかりをつけていましたが(多分それも原因だとは思いますが)、これは明らかに運動神経が悪かったからといえます。

また、自分の顔も対して好きではありませんが、「イケメン」だと思い込む節もありました。

ですが、ある考え方をしたら劣等感が治りました(正確には劣等感を気にしなくなりました。)

その考え方が、「それって悪いことなの?」ってことです。

運動神経がないことは悪いことなのか?不細工なのは悪いことなのか?

別に運動神経が悪かろうが生きていけるし、不細工なだけで会社を全部落ちたりするわけがありません。(最低限の清潔さは必要ですが、容姿とは関係ありませんね。)不細工で犯罪になることももちろんありません。

これって結構突き詰めていけるんです。

身長が低くても、性格がよければ好かれるし(身長を馬鹿にする人はしょうもない奴なので無視で!)

自分よりも高学歴の人が部下でこき使われているなんてこともたくさんあります。

それって全然悪くないし、意識するのも意識しないようにするのも無駄です。

むしろ、劣等感は認められるかどうかが鍵になります。

なぜレギュラーを取れずに劣等感を感じたか。なぜ美顔じゃないことが嫌だったのか。

レギュラーを取れなくて劣等感を感じたのは、他の人に「下手くそ」だと悪口や陰口を言われるのが怖いから、lつまり他人の目を気にしすぎたことが原因でした。

イケメンじゃないことが嫌だった理由は、やはり「ブス」だとバカにされて、自分が否定されて苦しくなったから。

でも、「下手くそ」でもいい。「ブス」でもいい。周りからどう言われても私は私です。気にしないということは難しいかもしれませんが、他人から馬鹿にされても何も起こらないです。

自分の持っている劣等感を否定しても、根本には根深い意識があるかもしれません。それだったら、自分には○○という劣等感があるけど、持っていて何が悪い!と思っちゃいましょう。

他人を適度に気にして、適度に気にしないくらいの感覚が最も良いと思います。

まとめ

今回は劣等感とコンプレックスの違いについてと、劣等感をなくすためにはどうすれば良いかを考えてみました。

劣等感は何かに対して他人と比べて劣っていると感じること、コンプレックスは自分に対して抱く複雑な気持ちのことを指す言葉で劣等感とコンプレックスは違うものです。

劣等感を治す方法として、自分のマイナス面は別に悪いことではなく、一つの個性として捉えること、劣等感自体は認めるけど気にしないという考え方を持つと少しは楽になるのではないかなと思います。

あなたの抱いている劣等感がなくなるように、堂々とした態度を向けると気にしにくくなり、あなたの生活がぐんと楽になりますよ!

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