SNSを使う人は増えていって、最近ではほとんどの人が使っていることでしょう。
特に30代までの人は「デジタルネイティブ世代」と言われており、SNSが当然のように馴染んでいる世代でもあります。
そんな若い世代がSNSに投稿することもあり、中には誹謗中傷と気づかないまま投稿をしてしまっている人さえいます。
先日、女子プロレスラーの木村花さんがこの誹謗中傷の餌食にされてしまい、自殺してしまったとのことです。
おそらく、何も気にせずに投稿してしまった誹謗中傷の数々に辛くなったのだと思います。
アンチの何気ない投稿が、このようにして自殺に追い込んでしまうという状況もあり得る世の中です。いわばアンチが他人を殺したという状況です。
やはり誹謗中傷は絶対してはいけないものですが、悪口をしたくなるということはあると思います。悪口が好きだという腹黒い人もいるでしょう。
私としては、裏で悪口を言われても構わないんですがあくまで私の場合であって、傷つく人は傷つくし死にたくなるかもしれないのでやはり良くないです。
「別に死にたくなるようなひどい悪口じゃないからいいだろ」とお考えの人もいるかもしれませんが、傷つき方は人それぞれです。深い傷を負ってしまう人もいます。
「ばれなきゃいい」確かにばれなければ言っている内容は本人に届きませんが、どこかで本人が耳にしているかもしれません。絶対にバレていないという保証はどこに行ってもないので。
これを言ってしまったら、「悪口をいう機会がない」と言われていますが、これを言ってしまったら確実にアウトでしょというものがあります。
誹謗中傷の基準

ネットの誹謗中傷には、特徴があります。
自分の素性を晒す必要がないという匿名性、意見が一致しているときに起こる協調性が通常よりも高い、気に入らない意見を排除しようとする排他性…
代表的なのはこんなものではないでしょうか。
特に、匿名性という性質が生み出したものは大きく、安易に意見をおくれて迅速なコミュニケーションができると言った側面もありますが、その反面デメリットもあります。
本人が特定されないだろうと思い、過激な発言をしやすくなります。
また、協調性でも問題を抱えています。リスキーシフトといって、集団が形成されるとより過激な思考に至ることにつながります。
これらにより、SNSは過激な意見が発生しやすいツールということになります。
そこで、これをしたら(こんな発言は)誹謗中傷だ!!と思うものを紹介します。
人の尊厳に関する内容
誹謗中傷とただの悪口の違いとして、人の尊厳、つまり心に深い傷を負わせるものが該当します。
本人のコンプレックスを強く刺激するもの、過激な命令(○ね的なものです)といったことは決していうべきではありません。
そのような発言が繰り返されると、本当に鬱になったりすると思います。辛くなるはずです。
ばか、あほといったものは人の尊厳を傷つけていないことの方が多いですが(私は推奨しているというわけではないです)、上記のような内容はもう辛すぎると思います。
本気で人を苦しめるような内容を考えて投稿するのだったら、絶対にやめてください。それで鬱になってしまったり、最悪本気で死にたくなるはずです。
インターネットでの投稿
上記に加え、インターネットによる投稿は注意した方がいいです。
まず、匿名性があるとは言え、バレます。
自分では気づいてないかもしれないですが、もしかしたら住んでいるところ、卒業した学校・大学を書いているor書いたことがある人がほとんどです。
さらに、年齢やツイート内容から大体どこに住んでいるかバレます。まじでネットって怖い。
そうすると身元が特定されます。せっかく匿名でやっていたのに、全てがバレてしまいます。
さらに、SNSで発言することは、その人含む全員に悪口を言っていることになりますので注意してください。
その人にはバレていないと思うでしょう。でもSNSでは公に悪口を言っています。
インターネット上で悪口を言うことは、全世界にその人の悪口を発信していること、その人にも悪口を言っていることにつながりますのでやめてください。
誹謗中傷をやめるコツ

それでは、誹謗中傷や他人の悪口をやめるにはどうしたらいいかを考えてみましょう。
人間関係でストレスがたまることも多いですが、いかにしてストレスを消化するかが大事です。そのときに、次のような考え方をしてみるのもいいと思います。
自分の投稿が常に全員に見られていると意識する
ネット上に書いたことは誰でも見ることができます。
ですから、「自分はSNSにプロ意識を持つ」とお考えください。
何を大げさな、って思いますが、SNSで発信すると言う時点で何かを主張しています。芸能人が自分の思想を主張しているのと同じく、あなたも公に主張しています。
下手なことは言えませんよね?
芸能人だと思えと言うわけではありませんが、過激なことを言ってしまったら炎上すると言う恐れを持って投稿して欲しいです。
基準は、SNSで発言した内容を対面でその人に話せるかどうかです。対面で話せないような内容をSNSで投稿しないでください。
私は常に発言には気にしています。SNSに投稿する前に、過激なことを言っていないか。炎上しないか。それを深呼吸して確かめてみるのもいいと思います。
嫌いな人には執着しない方がいい
嫌いな人がいたとしても、その人には執着しない方がいいです。
嫌いな人に悪口を言うと言うことは、その人のために自分の時間を使っていることになります。
貴重な自分の時間は大切なので、嫌いな人に時間を使いたくないですよね。精神的にもその人のことを浮かべると辛くなると思います。
嫌かもしれませんが、そこは無視するか見ないように何か対策をしたいものです。
まとめ
最近多い誹謗中傷。
今回は、誹謗中傷の基準(これは確実に誹謗中傷!)というもの、誹謗中傷や悪口をやめるコツについてお伝えしました。
確実に誹謗中傷にあたるものは、
- 人の尊厳に関するような内容
- インターネットの投稿
この2つを満たしたものです。
インターネットでは、自分がバレないからと言って他人を過度に傷つける内容を投稿しないようにしてください。
また、悪口や誹謗中傷をしないためには、
- その内容が本人に直接話せるか考える
- 嫌いな人には関わらない
これら以外にもありますが、この2つは実際に効果があるなと感じました。
あなたは立派なプロのSNS使いです。プロであるという強い意識を持ち、炎上しないように常に心がけましょう。
ストレスは違うところで発散してください!