旅行業務取扱管理者試験とは?難易度、問題、おすすめの勉強法まとめ!

旅行業界に行きたいけど、旅行系の資格ってなんかないの?

本格的な旅行検定があったら面白そうだし受けてみたい!という方必見!

実は、旅行にもちゃんと資格があります。

旅行業務取扱管理者試験という試験です。

今回は、旅行業界に就職・転職したいと思っている人や旅行好きにぜひ知っておいて欲しい、旅行関係の唯一の国家資格である旅行業務取扱管理者試験について紹介します!この記事で旅行業務取扱管理者試験のあれこれがわかります!

旅行業務取扱管理者試験には国内と総合の2種類ある!

まず、旅行業務取扱管理者試験についての説明です。

旅行業務取扱管理者試験は旅行会社で原則1人以上いる「旅行業務取扱管理者」という人物が持っていなければならない資格です。「旅行業務取扱管理者」は、旅行計画の作成やさまざまな書面を作成したりするなど、旅行会社をする上で欠かせない仕事を受け持つ重役です。

特殊な人しか取れなそう、というイメージがありそうですが資格は本当に誰でも取れます。大学生の私でも取れましたよ!

問われる内容は旅行業法、旅行会社が行う業務、旅行商品を扱うときのルール、国内や海外の観光知識といったところです。

ただ、旅行業務取扱管理者試験には国内部門だけを取り扱う国内旅行業務取扱管理者試験(以下、赤色で国内試験といいます)と国内+海外部門を取り扱う総合旅行業務取扱管理者(以下、青色で総合試験といいます)試験の2種類あり、国内試験を受ける場合は海外の問題は出題されません。

ちなみに国内試験だけしか資格がない場合、旅行会社の旅行業務取扱管理者は海外旅行を計画することができません。

受験料は?どこで受けれるの?基本情報

  • 受験料

国内旅行業務取扱管理者試験・・・5,800円

総合旅行業務取扱管理者試験・・・6,500円

受験料は国内試験より総合試験の方が700円ほど高いですが、おおよそ6,000円前後となっています。

  • 試験日

国内旅行業務取扱管理者試験・・・9月上旬(合格発表は10月下旬)

総合旅行業務取扱管理者試験・・・10月中旬(合格発表は11月下旬)

ちなみに、2020(令和2年)の試験日は国内試験は9/6、総合試験は10/11。

合格発表は国内試験が10/28、総合試験は11/20でした。

  • 試験会場

国内旅行業務取扱管理者試験・・・北海道、宮城県、埼玉県、東京都、愛知県、大阪府、広島県、福岡県、沖縄県

総合旅行業務取扱管理者試験・・・北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、広島県、福岡県、沖縄県

国内試験と総合試験で同じ都道府県で開催されても会場が同じというわけではないので注意してください。

試験内容

試験内容は以下のとおりです。

  • 第1章 旅行業法及びこれに基づく命令

    第2章 旅行業約款、運送約款及び宿泊約款(国内試験の場合一部出題なし)

    第3章 国内旅行実務

    第4章 海外旅行実務(国内試験の場合出題なし)

基本的には国内試験も総合試験も変わりません。

旅行会社の最低限のルールである旅行業法

旅行者と旅行会社の間で決めるルールである旅行業約款(旅行商品を買うとパンフレットとかに小さく細々と書いてるアイツです)、

航空会社や鉄道会社などの運送会社が決めたルール、鉄道などの料金制度国内や海外の名所や文化といった内容から出題されます。

各章100点満点で、60点以上で合格ラインです。

一つだけ60点だけど他のところで80点取ってるから全部で6割超えた、というのは通用しません。それぞれ60点以上取らないと合格できないので、安易に「この問題捨てよう、、、」というのはできません、、、

ただ、勉強すればひっかけ問題もなく素直に解けるような問題ばかりなのでまんべんなく勉強してください!

旅行業務取扱管理者試験の難易度!簡単?難しい?

旅行業務取扱管理者試験の難易度は国内と総合で少し変わってきます。

国内試験は比較的簡単です。

実は国内試験は旅行会社で働いている人よりも学生の方が受験していて、30パーセント以上も合格しているんです!

まじめに勉強してきた学生が多く合格しているというイメージですね。

一方で総合試験は合格率10パーセントくらいで、旅行会社で働いている人中心で受験しています。

覚えることも少々多く、やや難しいです。

私は国内試験のみ合格したので国内試験の問題を振り返ってみますが、観光クイズは覚える知識が幅広く、難しいなと感じました。

あと、JRの運賃計算も難しいです。運賃制度にはさまざまなルールがあり、それらを応用させた問題が数問出題されます。数学みたいに混乱してしまいました。

どちらの問題も国内旅行実務で出る問題なので、どっちも対策しなければ60点も取れません。それ以外の問題はある程度理解すれば解けるので国内旅行実務が攻略のカギとなります。

一部免除になる問題がある!

残念ながら旅行業務取扱管理者試験に落ちてしまったという人でも、次回の試験の問題の一部を免除できるんです!

例えば、不合格でも国内旅行実務や海外旅行実務で60点以上取れた人は翌年度に受ける場合は問題を免除、つまり解きません。ただし、翌年度受けずに2年後に受ける場合は免除がありません。

また、国内試験を合格した人は永久に総合試験の旅行業法、国内旅行実務を解かなくてもいいです!

落ちた、、、と思っても諦めず、国内旅行実務や海外旅行実務で点数が取れたら来年またチャレンジしましょう!あと国内試験を持っている人はぜひ海外試験もチャレンジしましょう!

資格は就職や転職で活かせるの?

みなさんの一番気になるところ、本当にこの資格が活かせるのかについて説明します。

旅行業務取扱管理者の資格は、旅行会社で必要な人員である「旅行業務取扱管理者」が必ず持っています。ですので旅行会社での旅行業務取扱管理者の資格は重要だと言えます。

ただ、旅行会社に就職してからでも資格を取ることができますし、旅行会社が社員に取らせるところもあるそうで、意外と旅行会社の人は結構取っているということもあり得ます。

ですから、特に就職や転職でめちゃくちゃ有利になるかと言えばそうでもないと思います。国内資格だけならなおさらです。

とはいえ、仕事に対する前向きな姿勢は評価され、好印象に繋がることもあるので絶対に意味ないということはないはずです。

就職したい学生や転職したい方で、旅行会社を考えていて時間がある人は旅行業務取扱管理者の資格を取ってもいいかもしれません。

試験の勉強法と絶対に受かるサイトを紹介します!

では最後に、旅行業務取扱管理者試験の試験の勉強法と、私が参考書や資格講座を受けること一切なしで国内試験を突破できた、おすすめのサイトを紹介します。

旅行業務取扱管理者試験は基本的に知識を問う問題なので、用語とその意味を覚えていきましょう。

できれば毎日復習して、用語の意味やルールを説明できるまで何回でも覚えるのが効率的です。

なお、私は4ヶ月、1日1時間~2時間で勉強しましたが、うまく勉強すれば1ヶ月前くらいから勉強しても受かると思います。

2~3ヶ月くらいあればいいですね。短い期間でスパッと集中してサクッと取っていきましょう!

何を使って勉強するかですが、このサイトがまじで最強です。

https://medakaholidays.com

このサイトは国内試験、総合試験のどちらにも対応していて要点だけをまとめて書いてあります。これに書いてあることだけを覚えて旅行業法84点、旅行業約款96点、国内旅行実務78点。どの項目も余裕で60点超えてしまいました!

もちろん、試験を解く上で過去問も欠かせません。過去問は公式サイト(国内試験なら全国旅行業協会、総合試験なら日本旅行業協会)からも見れますし、過去問とググったらたくさん出てきますよ!

知識を覚えたら問題を解くということも欠かせません。

このまとめサイトと過去問を使って、試験を突破していきましょう!

まとめ

今回は旅行で唯一の国家資格である旅行業務取扱管理者試験を紹介しました。旅行業務取扱管理者試験には国内総合の2つあり、どちらを受けるか迷っているかもしれません。

旅行会社に行きたい場合は、ぜひ総合の資格を取るべきです。

ただ、総合の試験を取るのは少し難しいのでまずは簡単な国内資格を取ってから問題を一部免除して総合資格を取るという方法でもいいと思います。

旅行業務取扱管理者試験を受けられる方は私が紹介したサイトだけで受かるので、コツコツと頑張っていきましょう!!

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