僕はある程度東京のことに詳しくなってから上京したので、よくある「上京者あるある」というのはわかっていたんですが、
東京の人は「眠いから山手線に乗って寝て1周する」ことをすると言われたときはびっくりしました(多分少数派ですよね…ほとんどの東京都民にはごめんなさいね笑)。
でも山手線だと同じ場所を何回も通るということなので寝て起きたら遠いところに行ってしまった…ということはないわけで。
しかもエアコンが効いているので夏場は涼しく、冬場は暖かいので快適で。
…お得すぎる!と思ってしまいました。(笑)
ただ、山手線で1周するのは違法で最悪罰金が科されることもあるという話も効いたことがあります。
そこで今回は「山手線で1周寝て過ごす」問題のあれこれについて調査しました。
山手線で1周は違法か?
まず山手線で1周以上乗車することが違法かどうかですが、
これは違法なんです!(キセル乗車と言います)
厳密には、改札を通らずに同じルートを2度以上通ってはならないのです。
例えば、新宿から渋谷方面に乗って1周すると最初は新宿、代々木の順に停車し、最後は新大久保、新宿の順に停車します。
そして1周するとまた新宿、代々木、…と停車しますが、このように2回目に新宿、代々木と乗った場合は同一区間を通ったということで違法になります。
新宿から1周した場合、1周目の新大久保へは行けますが、ちょうど1周して新宿駅で降りることや2周目に入って代々木駅以降で降りることもできません。
キセルはバレる?
キセルというのは同じ区間を2度以上通ることで違法であると言いましたが、そんなキセルってバレるんでしょうか?
結論からいうと、ほぼバレません。
(あ、決してキセルを推奨する記事ではないのでご容赦ください。常識の範囲内でお願いしますよ。)
改札では切符かICカードを使って通ると思いますが、それらは改札でこれらを通したときにその駅での入場記録として駅、時間が記録されます。
駅を出るときには出場記録としてまた駅、時間が記録されます。
途中駅では改札を通らないので特に何も記録されず、キセルをしたかどうかというのはわかりません。なので基本的にはキセルはバレないでしょう。
ただ、それなりに探そうとすれば探せるし、技術的にはキセルを防止することもできるそうです。
とはいえ探すとしても手間やコストが大幅にかかってキセルを防止するメリットがほぼないのでそういったことはしないそうです。
間違って逆方向の電車に乗ったから戻りたいという場合や寝落ちして降りるべき駅で降りたいという場合は仕方のないことですが、極力キセルはやるべきではないですよ。
山手線は1周60分

山手線を1周すると約60分かかります。
山手線で寝る場合は大体少しの仮眠なので、1〜2時間くらいでちょうど1、2周が基本ですね。
そう考えると山手線1周はちょうどいい目安ですよね。
ただ、前述のキセル乗車を防ぐためには乗った駅の1駅手前で降りるのが良さそうです。ほぼ1時間で1周くらいできます。
間違えて1駅手前で起きたと言っても2周目の1駅手前で降りないようにしましょうね。
山手線には終点がある
ぐるぐる回り続ける山手線にも実は終電があるって知っていましたか?
山手線には、池袋、大崎、品川と3つの終点駅があります。関東にお住まいの方は終点の行き先を見たことがある人も多いと思います。
これらは終電で多く見かけると思いますが、終電じゃなくても昼でもたまにあるのでそれに乗ってしまえば終点で無理やり降ろされます。
またそれ以外の電車でも何周か走行したら終点が表示されそのまま回送列車となるので山手線に朝から乗り続けて夜まで寝てるということはできないのです。
また違う電車に乗れば続けて寝ることはできますけどね。(笑)
もし山手線で寝るということを考えるとちゃんと寝るというよりは仮眠程度がちょうど良さそうです。まぁ、揺れる車内でぐっすり寝ると言っても無理がありますが。
遠くに行かない安心感は最強!
また、山手線で乗り過ごしたとしても都心なので全然大丈夫です。
どの駅にもホテルかカラオケかネカフェはあるのでそこに泊まったらいいし、タクシーだとお金はかかりますが家まで帰ることだってできます。
しかし、寝て起きたら高尾や大月や成田空港や小金井、籠原などのよくわからない駅に行ったら絶望しますよね。
これらの駅まで乗り過ごしてしまって「今日どうしよう」って本気で考えたことがある人もかなりいるんじゃないでしょうか?
ここまで行ってしまったらタクシーで帰ることも絶望的です。
特に小金井や籠原は失礼ですが、娯楽施設などもなく夜をどう過ごそうか非常に頭を悩ませます。
山手線にはそんな心配はないので安心感がありますね!
コロナに感染するリスクは大きい
山手線にずっと乗っていると、かなりの人々とすれ違います。しかも朝や夜なら満員電車だし、窓を開けているといっても密集空間には変わりないので、コロナに感染する可能性は大きいです。
確かに山手線で寝ることは手っ取り早いですが、コロナに感染してしまったら大変なことになります。
寝るメリットよりも感染するデメリットの方が圧倒的に多く、控えるべきです。
山手線で寝ることに対しての僕の見解
山手線で寝る人について考察してみました。
山手線で2周目に入るとキセルになるということは置いといて、
メリットとしては
- 遠くまで行かないから安心
- 夏は涼しく、冬は暖かい
この2つ、一方デメリットは、コロナに感染するリスクが高いこと、途中で終点が来て降ろされるということになりました。
ただ、コロナウイルスに感染すると自分自身の体調も苦しくなるし、後遺症の恐れもあります。また、他の人に感染を移すことになるので、かからないことを優先し、しっかりと自宅で睡眠をとってください!