この記事をご覧になっているみなさんは、飲みや遊びの誘いや仕事の依頼など、断りたいけど断れない!って思っていますよね?
断って相手を傷つけたらどうしよう…。とか、自分が嫌われるんじゃないか…。とか思っているかもしれません。
でも、絶対に断りたい時はちゃんと断るべきです。もちろん、断るとは誰でも言いにくいですが、はっきりと断ることで実は相手もあなたも両方得をすることになります。
今回は、はっきりと断る方がいいメリットを紹介して、さらに具体的な断り方を紹介します。はっきりと断ることと相手の気分を害することは違います。相手の気分を害さずはっきりと断るポイントについても触れていくので、ぜひ最後までご覧くださいね!
はっきりと断るべきメリット
曖昧な結論にならない
中途半端に答えてしまって、結局忙しかったり外出したい気分じゃないのに遊んでしまったり、仕事を押し付けられてしまったりしたことはありますよね?
「はい」も「いいえ」も言わないでいると、どっちでもいいのかな?と思われて相手の主張を押し通します。
自分から友達に遊びの提案をしたとき、メールの返信が当日までなくて少し不満に思ったことがあるかも知れません。その子がはっきりと「行けない」って言わなかったから、曖昧なまま話が進んでしまったからです。
こうなると、「はい」も「いいえ」も言わないあなたが悪いと言うことにもつながってしまいます!
ですから、約束事は「はい」か「いいえ」どっちの立場なのかを明確にしましょう。明確にすることで相手もあなたの考えを理解することができ、意思疎通ができます。
相手の時間を奪わない
あなたがはっきりとノーということで、相手にもいい影響を与えます。
相手もあなたの考えていることがすぐにわかり、相手を手間取らせないというメリットがあります。
何十年もずっと一緒にいた仲間や仕事をしてきた上司なら瞬時にあなたの気持ちを汲み取ることができると思いますが、ほとんどの人はそうではありません。仕事内容でも、ここまではできるけどここができないなど、はっきりということで教えてもらったり、他の人に仕事を任せるかも知れません。
そうすると、相手も時間の節約になりいいことが起きます。
相手の提案を断るんだから、印象良くないと思われるかも知れませんが、ほとんどの場合印象が悪くなることはないので安心して伝えましょう。
もちろん、否定してくる人もいると思いますが、その人たちはただ怒りたいという人が大半ですので、無視できたら無視してください!
ストレスがたまらない
自分の意見は素直に言ったほうがストレスも発散できるし健康にもいいです。なんだかんだ自分で溜め込んでしまうとストレスが出てきますからね。
もちろん、自分の感情を言いにくい人だっています。恥ずかしかったり、言われたくないとかあります。ただ、誘いや仕事の依頼といった提案だけはちゃんと「はい」か「いいえ」は言いましょう。他の話は秘密でいいから、これだけは言って欲しい。
人間関係が整理できる
新しい人間関係を築いたときなどは特に悪い人があなたにつけ込むことがあります。このときに一番やばいのが、やはり相手の提案を曖昧にしてしまうことです。
怪しい話だなと思ったらすぐ断ること。断らなければ、あなたをセミナーやすごい上司の話に招待して、そこからは悲惨な目に遭います、、、。
そこで大事なのは、はっきり断る勇気です。久しぶりの友人だろうが、そこは強く言うべきです。
もし断られたあとに仲が悪くなってしまったり関係が途切れるということは、ただ自分の利益を求めて行動しているだけです。あなたに対して何とも思っていないのです。
一方で断られても相手との関係がよかったり、積極的に話したがっている場合、あなたと本当に仲良くなりたいという可能性が高くなります。あなたの意見がどっちでも、あなたを認めるということですからね。
これを繰り返していくうちに、自分の利益を求めている人はいずれあなたの周りからいなくなるし、あなたと一緒にいたいという人は友達になれます。
私も今までは優柔不断だったけど、今はある程度はっきり言うことができ、信頼できる人がたくさんいます。マジで感謝!!
断るときのポイント
はっきり断るときには注意点、ポイントがあります。
ただ闇雲に断ったり、ノーを突きつけるだけではいけませんし、相手の気持ちを害してしまったらそれもいけません。はっきり断るのは両者とも得をすることが目的なのに、相手が損してしまうことはよくないです。
そこで、はっきりと断りつつ、両者円満に解決するコツをいくつか紹介します。
相手の価値観を否定しない
相手の趣味関係で誘われたとき、あなたがその趣味が嫌いなら行きたくないですよね?そんなときに、もしかしたら相手の趣味が理解できず、馬鹿にしたり否定したりしているかも知れません。
はっきりと言うのは、あくまで誘いや依頼だけです。つまり、するかしないかだけをはっきり言うこと。それ以上言うと、言われた側は自分を否定されたと感じます。
あなたはその趣味や価値観を理解できなくていいです。誰でも他人の趣味や価値観が理解できないことがあります。なので、あくまで「私」は理解できないというスタンスを通すことで、相手の価値観を否定することなく自分の本音が言えます。
基本は、誘いや依頼に乗るかどうかをはっきりと伝えるだけにして、理由を聞かれたら自分は苦手だということを伝えるにとどめておきましょう。
代わりの提案を言う
代わりの提案を言うことができたらけっこう円満に解決できるでしょう。何か代わりに提案を伝えるだけで、「建設的に話を進めてくれる」とポジティブに捉えられます。
遊びの約束なら、予定が空いていない場合は他の予定が空いている日程を何個か言う、その人と遊びたくないなら少し嘘をついても外で遊ぶのが苦手だからメールで、とか、意見を言うことができたらいいですね。
前者の場合、ありがとうと言われることも多いですし、後者の場合は相手も察して誘うのをやめるかもしれません。
ただし、後者の場合でグイグイくる場合は、はっきり伝えてしまいましょう。向こうが悪いときは、常識的に行動してはいけません。
また、仕事であれば、忙しくてできそうにない、そもそもできないとはっきり言ってしまい、代わりに〇〇ならできますという風に言いましょう。
代わりの意見を言うことで、他人の言いなりにならず、かつ自分の意見も言える人だと認定されて一石二鳥ですよ!
まとめ
今回は、断るのが苦手な人に、それでもはっきり断るべき理由と断るときの注意点を紹介しました。
はっきり断ることで両者が得をします。あなたがはっきり断るメリットとして、
- 曖昧な結論にならない
- 相手の時間を奪わない
- ストレスがたまらない
- 人間関係が整理できる
があります。相手が常識的な場合は、自分にも相手にもメリットがあります。ただし、はっきり断る目的は両者が得をすることで、相手の気分を害してはいけません。
相手の気分を害さないためには、
- 相手の価値観を否定しない
- 代わりの提案を言う
ことを意識してください。
ただし、常識ない人もいますが、自分を守るために聞かないように。そこだけ注意点です。
断ることは正直難しいです。自分が断ったことで怒られたら嫌です。ただ、あなたが断っても明らかに問題ない場面では、ちゃんと断りましょう。自分のためにも、相手のためにもつながります。