JR2020年のダイヤ改正まとめ!今年の変化は?

やってきました、今年もダイヤ改正の時期です。

ダイヤ改正について軽く説明すると、毎年3月半ばごろに北は北海道、南は九州までJR全線の列車の運行を変更することです。2020年のダイヤ改正は3月14日(土)です。

このダイヤ改正により、新しい列車が運行したり、新駅ができたりしながらJRは変わっていくのです。

さて、JRの今年のダイヤ改正は一体どのようになったのでしょうか。ダイヤ改正で変更した主要なものを中心に見ていきましょう!

JR北海道

〔札幌圏輸送〕
(千歳線)
◆ 快速「エアポート」を毎時5本化し、32本増発により空港アクセスを増強します。 ◆ 増発する「エアポート」のうち4本を速達タイプの「特別快速」とします。
(函館線)
◆ ご利用の増えている快速通過駅の利便性向上を図ります。 ◆ 夕通勤時間帯の混雑緩和を図ります。
〔都市間輸送〕
◆ 民族共生象徴空間「ウポポイ」開設に向けて、「北斗」24本中19本を白老駅に停車拡大 します。
〔その他〕
(函館線)
◆ 新型電気式気動車H100形を小樽~長万部間(山線)に投入します。

https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20191213_KO_kaisei.pdf

JR北海道の改正は上記の通りです。

主要な変更は、「快速エアポート」での札幌・新千歳空港のアクセスが良くなったことですね。

現行では毎時4本ですが、1本増発して毎時5本の運転になります。

さらに、これまでの快速よりも停車駅が少ない特別快速を運行させ、札幌〜新千歳空港間を最速33分で結びます。

なお、特別快速の停車駅は札幌、新札幌、南千歳、新千歳空港となっています。

また、特急スーパー北斗、スーパーおおぞら、スーパーとかちの「スーパー」という名を外し、北斗、おおぞら、とかちという名称に変更します。

慣れない気もしますが、当時の名前に戻るということで懐かしく思う道民もいるのではないでしょうか。

その他、特急北斗の白老駅停車数を増発など、細かい改正を行っています。詳細はこちらからご覧ください。

 https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20191213_KO_kaisei.pdf

JR東日本

私的にはJR東日本が一番激アツです。このダイヤ改正でかなりの変化がありますよ!

○東北新幹線「はやぶさ」、上越新幹線「たにがわ」の増発

○首都圏を発着する特急列車の利便性・快適性向上
・特急「サフィール踊り子」の新設

・特急「富士回遊」の増発

・特急「あずさ」の輸送体系変更

・特急「成田エクスプレス」の編成増強
○新駅開業(山手線・京浜東北線:高輪ゲートウェイ駅)

○中央線(快速)および中央・総武線(各駅停車)の輸送体系変更

○仙台空港アクセス線の編成増強

○磐越西線に指定席車両の導入

○常磐線の臨時駅常設化および駅名改称

https://www.jreast.co.jp/press/2019/20191213_ho01.pdf

新幹線では、はやぶさの東京〜新青森間を3往復、たにがわの上野〜高崎間を1往復増発します。

特に東京と東北方面のアクセスが強化されていますね。私は新青森駅をよく使うので、便利になったなーと。

そして、「サフィール踊り子」ですよ。これまでの「スーパービュー踊り子」よりも豪華になって、さらに伊豆観光が楽しくなりそうな予感です。

「サフィール踊り子」は全席グリーン席という非常に攻めた特急で、さらにプレミアムグリーン車という、これまでのグリーン車よりもかなり快適な座席もあり、とても豪華な列車になっています。

さらに、車内には「ヌードルバー」という、一流の日本料理店「傳」監修のラーメンを食べることができるそうです。楽しそうだなあ。

これだけ豪華な列車には一度は乗ってみたいものです。

あと、話題になった「高輪ゲートウェイ駅」も開業します。高輪ゲートウェイは山手線では西日暮里駅に次ぐ新駅で、山手線の新駅開業は49年ぶりとなります。

また、常磐線では東日本大震災で不通になっていた富岡〜浪江間も開通します。これにより、仙台発着の特急ひたちが運行されます。

常磐線に関しては、ダイヤ改正の前に旅行して紹介したいと思いますのでそちらもご覧ください!

その他の詳しい情報はこちらより。

 https://www.jreast.co.jp/press/2019/20191213_ho01.pdf

JR東海

JR東海でのダイヤ改正は以下の通りです。

《新幹線》
1.「のぞみ12本ダイヤ」をスタートします。

2.山陽新幹線に直通する臨時「のぞみ」を増やします。

3.東京発下り6時台・21時台に新大阪行き臨時「のぞみ」を増やします。

4.東京22:00発の名古屋行き臨時「のぞみ」を新設します。

5.朝の通勤時間帯に三島発東京行きの「こだま」を増発し、始発時刻を繰り上げます。

6.「こだま」の指定席号車・自由席号車を変更します。
《在来線》
7.東海道線の袋井~磐田間に御厨駅を開業します。

8.東海道線の刈谷~名古屋間で、平日の朝に列車を増発します。

9.高山線の一部の特急「ひだ」の時刻を繰り上げます。

新幹線では、のぞみが毎時10本から毎時12本と増発され、臨時のぞみの増発、東京~新大阪間の所要時間が短縮されるなどのぞみがより便利になります。

のぞみの名古屋止まりも新鮮な感じがしますね。臨時のぞみとして運行します。

私は御厨(みくりや)駅の開業が少し気になりました。青春18きっぷの使い手として、やはり東海道本線はよく使うので気になりますね。

その他の詳細はこちらをご覧ください。

 https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000040172.pdf

JR西日本

JR西日本のダイヤ改正です。JR西日本も変化が大きいと感じました。

《 山陽新幹線 》
○ 「のぞみ」の所要時間を短縮
○ 1時間あたり「のぞみ」を最大6本運転

○ 「みずほ」を1往復増発
○ 福山駅、新山口駅に「みずほ」が新規停車
《 在来線特急 》
○ 特急「はるか」を全列車9両編成で運転

○ 特急「くろしお」を日根野駅に全列車停車
《 近畿エリア 》
○ JRゆめ咲線 朝通勤時間帯に増発

https://www.westjr.co.jp/press/article/items/191213_00_kaisei.pdf

新幹線から見ていきましょう。

のぞみが便利になり使いやすくなった以外にも、みずほが1往復増発されました。

また、みずほはこれまで福山、新山口は通過していましたが一部のみずほは停車するようになりました。

在来線では、6両編成がメインだったはるかを全て9両編成にして、人員を増やします。さらに新型車両281系を導入します。

特急くろしおは日根野に全て停まります。これにより近畿各地方から関西空港へのアクセスが向上しますね。

その他、JRゆめ咲線での朝の運行本数を上下2本ずつ増発するなど細かい改正もあります。

これ以外について詳しく知りたい方はこちらから。

 https://www.westjr.co.jp/press/article/items/191213_00_kaisei.pdf

JR四国

JR四国のダイヤ改正は以下の通りです。

<東海道・山陽新幹線関係>
○ 岡山駅での接続改善により、広島・博多方面への所要時間が短縮します。

<本四備讃線・予讃線>
○ 全ての特急「南 風」が宇多津駅に停車します!

○ 高松駅の発車時刻を統一し、わかりやすいダイヤに変更します!
○ 北伊予~伊予横田間に南伊予駅を開業します!

<土讃線>
○ 特急「あしずり15号」が多ノ郷駅に停車します!

○ 特急「南 風6号」の運転区間を見直します。

<高徳線・鳴門線>

○ 高徳線の普通列車が、新たに特急「いしづち103号・しまんと1号」に 接続します。

南風が全て宇多津に停車することで各方面とのアクセスが向上します。

南風6号は、改正前は中村~岡山間を走行していますが中村〜高知間をあしずり2号、高知〜岡山間を南風6号として運行します。高知駅で接続するので、中村から岡山へ行く場合は一旦高知で乗り換える必要があります。

JR四国は時間の見直しなどを主とした軽い変更のみにとどまっています。ですが特急を乗る場合は少し注意が必要です。

それ以外の改正内容はこちらからご覧ください。

 http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2019%2012%2013%2001.pdf

JR九州

JR九州のダイヤ改正ですが、時間をわかりやすくするなどの細かな変更なのでこちらをご覧ください。

 https://railf.jp/news/2019/12/13/154500.html

ダイヤ改正には注意を!

2020年は3月14日(土)に行われるダイヤ改正。ダイヤ改正では、新列車の運行や新駅の設置など以外にも運転時間の変更や所要時間の短縮など、改正の内容は多岐に渡ります。

JR東日本でいえば、中央線や中央・総武線各駅停車の朝と夜の時間帯の運行形態が変更するなど通勤客は確実に知る必要がある内容もあるのでぜひ一度自分のエリアだけでもダイヤ改正の内容をチェックするべきだと思います。

Twitterも登録してね!