【途中下車】長距離切符のススメ!ルールやお得な方法を解説します

かなりお得なのにあまり知られていない途中下車

「途中下車の旅」と言う番組もありますが、実はあれって本当の途中下車じゃないんです!

途中下車について覚えてお得に旅をしましょう!

前半で途中下車について解説し、

後半は途中下車を使ってお得に旅をするコツを紹介します。

途中下車って?

途中下車と言うのは目的地までの途中の駅で降りて、”同一の切符”で目的地に着くことを指します。

普段切符を使うときは目的地まで降りずに使いますよね。

もしくは目的地の他に行きたい場所があったら目的地への切符と行きたい場所への切符の2枚を買いますよね。

途中下車と言うのは目的地まで通しの切符1枚で改札を自由に出入りするのです。

途中下車の基本ルール

そんな途中下車にはルールがいくつかありますが、基本的に片道101km以上の距離、かつ切符に書いてある2駅がどちらとも大都市近郊区間という一定区間内ではない場合にできると思ってください。

どういうこと?って思う人も多いと思うので、この2つの条件について解説していきます。

まず乗る駅と目的地までの距離が片道101kmである必要があります。

つまり、普段僕たちが通勤・通学するような短い距離では途中下車できないということになります。

東京を例にすると、東京⇄小田原間の切符では距離が80kmほどしかないので途中下車することはできません。

東京から三島間だと片道100kmを超えるので途中下車することができます。

また、切符には有効期限があります。

有効期限は切符を使い始めた日にちから何日使えるか?という期限で、その期限を過ぎた場合は目的地まで着いていなくても使うことができません。

有効期限は、片道100km以下は1日、

101km〜200kmは2日、

201km〜400kmは3日、

401km〜600kmは4日…という風に距離に応じて増えていきます。

なお、201kmからは200km増えるごとに有効期限が1日伸びます。

有効期限の間に目的地へ着けばいいので、新幹線で一気に進んで途中下車してホテルに泊まり、有効期限の1日前までその駅で観光して、最終日に目的地に着くという使い方でもいいのです!

このやり方を応用したのが後半で説明するルートの例です。

次に、乗る駅と目的地が大都市近郊区間内に収まっていない場合のみ途中下車可能ということです。

「大都市近郊区間ってなんぞや⁉︎」って感じですよね?(笑)

大都市近郊区間というのは東京(首都圏)、大阪(京阪神)、福岡、新潟、仙台付近のことで、その区間内の場合はたとえ100kmを超えていても途中下車できないということです。

なお、有効期限は1日になっています。

たとえば、黒磯から熱海へ行く場合は片道100kmを超えていますが、どちらも首都圏ということで途中下車はできません。

これら以外にも細かいルールはありますが、この2つのルールを覚えるだけで基本的には大丈夫です。

なお、特急券の有効期限は1日だけです。

使った当日しか使えないので注意してください。また、一度改札を出るとそのあとの区間は特急券は出てこないので目的地まで使い切ってください。

途中下車は、自分が乗車する路線の乗る駅から目的地までの全ての駅で、戻らない限り何回でも途中下車できます。

極端な話、乗った駅の次の駅で途中下車…その次の駅で途中下車…さらに次の駅で途中下車…ということもできちゃいます。

また自分が乗車する路線以外での路線で乗車することはできません。

「同じ目的地だけどこっちで遠回りしよ!」というのはできないので注意してください。

乗車する路線は切符の真ん中あたりに「経由」と書かれています。

経由:東海道」と書かれていれば東海道本線を使うということなので、東海道本線内でしか途中下車できません。

この画像の場合では湖西・北陸・金沢・新幹線と書いてあるので湖西線、北陸本線、北陸新幹線内で途中下車できます。

また、乗る駅か目的地が東京都区内か○〇市内と表記されている場合は東京23区内にあるJRの駅、各市内にあるJRの駅であればどこでも乗下車することができます。(それらの駅で途中下車することはできません。)

途中下車をしながらお得に長距離切符を買おう!

いかがでしたか。途中下車はいろんなルールがあって、少々難しいと思いますので例を挙げてお得に切符を買う方法について紹介します。

例1)東京から大阪へ行きたい。でも途中で名古屋を観光したい

東京から大阪間は距離も600km弱あり、首都圏エリアから京阪神エリアへの移動なので途中下車可能、有効期限は3日です。

ですので東京→大阪の乗車券(8,750円)を買います。

ちなみに東京→名古屋と名古屋→大阪と乗車券を分割して買うと9,790円と1,000円以上高くなります。

新幹線で行く場合、特急券は分割して買う必要があります。

東京→名古屋、名古屋→大阪の特急券2枚が必要なのでそれを買います。

さらに安くしたい場合はひかり号の乗車券を買ってください。

普通に買うよりも1,400円も安く買えますよ!

例2)友達の家が古河(茨城県)にあり、途中で宇都宮によって餃子を食べて愛子(仙台市)の実家に帰る

まず愛子は仙台市内扱いになり、切符は古河→仙台市内となります。

古河と仙台は100km以上あり、かつ首都圏と仙台周辺ということで途中下車でき、切符は一括で買います。

古河から宇都宮は新幹線を使ったほうが時間は早いですが、お金もかかるので在来線でいいでしょう。

宇都宮で宇都宮→仙台の特急券を買い新幹線で仙台まで行きます。

この際、仙台駅で降りてしまうと仙台市内の乗車券も無効になり、また仙台→愛子の切符を買い直す必要があります。

なので買う切符は、古河→仙台市内の乗車券1つと宇都宮→仙台の特急券をかい、乗車券は愛子まで持っておくのが吉です。

とにかく、長距離切符だと途中下車できるから安くつくよ!

っていう話でした!

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