青春18きっぷってなに?使い方をわかりやすく説明してみた

ついに梅雨があけて夏がやってきましたね。激アツですね。

夏休みといえば、待ちに待った旅行や帰省に出かける人も多いのではと思います。

でも旅行や帰省ってなると交通費ってものすごいかかりますよね。

僕の地元だと新幹線を使うと往復で35,000円はかかります…

マジで高いですねー。(笑)

しかし、青春18きっぷを使うと1日でなんと2,400円で移動できるんです!

ただ、青春18きっぷは基本的に在来線しか使えないので、移動の時間も相当かかります…。そのため、時間はたっぷりあるけどお金がない…という人向けですね。

今日は、青春18きっぷのメリットとデメリット、さらには青春18切符を使ったお得な裏技を紹介していきたいと思います。

青春18きっぷとは?

今回紹介するのは、JRから発売されている青春18きっぷという切符です。

青春18きっぷは、1回で1日分のJR線が何回でも乗り放題になるきっぷです。

5回分まとめて販売されていて、価格は12,050円で、1回だとなんと2,410円です。(消費税10%引き上げ後)

例えば、東京から大阪へ行く場合、新幹線(のぞみ号)だと14,720円かかりますが、在来線だけで青春18きっぷを使って移動すると2,410円で移動できます。

また、在来線の運賃でも8,910円かかるので、4倍ほどお得に移動できます。

なお、青春18きっぷは春季、夏季、冬季の一定期間のみでしか販売・利用できないことに注意が必要です。また、春季に販売された青春18きっぷを夏季や冬季に利用することはできないので注意しましょう。

2019年度の夏季の販売期間は7/1(月)〜8/31(土)、利用期間は7/20(土)〜9/10(火)

冬季の販売期間は12/1(日)~12/31(火)、利用期間は12/10日(火)~1/10(金)

となっていて販売期間と利用期間が少しずれていることに注意してください。

青春18きっぷは、他にも初心者をなやませる少し難しいルールがあります。詳しく見ていきましょう。

青春18きっぷの基本ルール

1.基本ルール

青春18きっぷは1枚の切符の中に5回分のハンコを押す欄があります。

ちなみに、1回とは1人で1日分です。自分以外の人が利用することも可能です。

2人で旅行する場合、2人で1日分を使うと2回使うことになります。

最大5人で1日分を旅行することもできます。

ただし2人以上で使うときは別々に行動することはできないので注意してください。

青春18きっぷで乗車できるものとして無料で乗車できるものは、

JR線の普通列車の普通車自由席

BRT(東北でJRが運行している代行バスです)

宮島フェリー

これらになります。

新幹線や特急には乗れません。

また、追加料金を支払うことで、

普通列車の普通車指定席(指定席券520円)

同グリーン車自由席(グリーン券)主にJR東日本で見かける2階建のオレンジと緑色の電車です

〇〇ライナーと名前のつく列車(ライナー券)

に乗車できます。

グリーン車指定席は乗車できないので気をつけましょう。グリーン車指定席は岡山と四国をむすぶ快速マリンライナーで使用されています。少し紛らわしいですね(笑)

1日分とは、夜0時を過ぎてから翌日の0時を過ぎて最初に停車する駅まで(当日の23時59分までに発車した次の駅まで)です。

例えばA駅を23:59に停車、B駅を0:03に停車した場合、B駅で乗車できます。

(ただし、東京や大阪の電車特定区間では終電までとなります)

2.乗れない列車

JR線以外の路線(第三セクター路線も含みます。第三セクター路線については後で説明します)

JR線の急行、特急(新幹線も含みます)

は青春18きっぷでは乗車できません。

3.例外で乗れる列車

特急列車

原則特急には乗れませんが、特例として特急に乗れる区間が存在します。ただし、普通車自由席でないと乗車できないので注意してください。(新青森〜青森は全車指定席の普通車にも乗れます。主にリゾートしらかみのことです)

石勝線 新得〜新夕張

奥羽本線 新青森〜青森

佐世保線 早岐〜佐世保

宮崎空港線 宮崎空港〜宮崎

この4区間です。

特に新得〜新夕張と新青森〜青森の区間では、この指定区間を超えて特急に乗ると特急に乗った全区間の乗車券、特急券等が必要になります。

早岐〜佐世保と宮崎空港〜宮崎の区間はこの区間を超えた分だけの乗車券や特急券が必要です。

余談ですが、新得〜新夕張は約100kmも離れていて、特急で1時間以上もかかる区間です。この区間はたった4駅しかないのですが、隣の駅まで20kmもする区間です。

しかも新夕張から占冠までは34.3kmと、在来線では国内で最も駅間が遠いことで有名です(笑)

しかも、ここの区間は在来線が走っていません。特急か貨物列車しか走っておらず、在来線がないので特急に乗っても良いという特例があるのです。

それにしても北海道の雄大な自然を見ながら1時間も特急で広々と座れるのはとてもお得ですよね!

第三セクター路線

第三セクター路線とは、その路線が走っている地方と国が運営している鉄道路線です。過去にJRだった区間が現在第三セクターとして運営しています。要は私鉄のことですね

第三セクターはJRではないので原則乗車することができません。

ただし一部区間は、その区間を通過することで乗車することができます。(指定された駅以外では下車できません)

青い森鉄道線 青森〜野辺地〜八戸

あいの風とやま鉄道線 富山〜高岡

IRいしかわ鉄道線 津幡〜金沢

この区間内で途中下車した場合やこの区間を超えて乗り越した場合はこの路線の全区間の乗車券が必要となります。

ムーンライトながらを上手く使おう!

ムーンライトながらは東京〜大垣間を期間限定で走行している夜行快速列車です。

快速の普通車指定席という扱いになるので青春18きっぷで乗車可能です。ただし、指定席券(520円)がかかります。

ムーンライトながらに乗ると、0時をまたいで乗車することになります。そのため、青春18きっぷだけで行く場合は2日分の切符を取られるので注意しましょう。

オススメは乗車駅から日をまたぐ駅までの切符を別で買い、0時を過ぎる分は青春18きっぷを使うことです。

なお、2019年現在、東京発大垣行きは小田原、

大垣発東京行きは豊橋で日付をまたぎます。

東京〜小田原間は1,520円、大垣〜豊橋間は1,980円と青春18きっぷ1日分の金額より安くなっています。

なお、ムーンライトながらは非常に人気の列車ですので、早めに予約をしないと予約が埋まってしまうので予定が決まったら急いで予約しましょう!

北海道に行きたいなぁ…

北海道には新幹線でしか行けない、とお困りのあなた、

安心してください!

北海道へ青春18きっぷで行けるんです(笑)

青春18きっぷ北海道新幹線オプション券という切符を別途購入することで(片道2,490円)、北海道新幹線奥津軽いまべつ〜木古内間と道南いさりび鉄道線木古内〜五稜郭間を移動できます。

販売期間と利用期間は青春18きっぷと一緒です。北海道に行くと考えている人はセットで購入しましょう。

まとめ

青春18きっぷはお買い得だけど、移動がしんどいとか時間がかかるといったデメリットもあります。

しんどくなったら費用はかかりますが、新幹線や特急を使うのもアリだと思います。

自分に合ったスタイルで旅をするのが一番いいと思います。

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